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公共放送であるNHKドラマが「キャバ嬢」を「ごく普通の大学生」とキャラ設定する腐りきった倫理観
下記の意見を送付いたしました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
NHK放送センター
『いいね!光源氏くん』担当者 様
有馬 珠子
前略
貴局にて2020年5月23日(土)まで放送されていた『いいね!光源氏くん』ついて、以下に意見申し上げたく存じます。
まずは「YAHOO!ニュース」において、国際関係研究者の今井佐緒里氏が寄稿した記事をご紹介させてください。
※2020年5月3日YAHOO!ニュース「男女平等度121位の日本がうんだ岡村隆史氏発言。社会の問題を、個人の人格のせい+無いことにする違和感」より一部抜粋 |
上記の記事において、今井氏が「NHKの公式ホームページに以下のように書かれている」と指摘しているのは「美貌を生かしてキャバクラでバイトしている大学生」という箇所です。
今井氏は
「原作がそうだとしても、キャバ嬢の部分は削るのがNHKではないのか。麻痺している。これがNHKのすることか。」
と論じており、私もその論調に同意している一人です。
既に放送してしまった番組ですから、放送内容を変更できないでしょうが、番組サイトでは、「美貌を生かしてキャバクラでバイトしている大学生」と紹介するべきでないと思いますし、その箇所は削除してください。
貴局は、公共放送として、大きな影響力を持っています。その影響力と発信力で視聴者に、「女子大生がキャバ嬢となり、美貌を売って性を商品化する」ということは一般的であるとの誤解を与える危険性があります。この憂慮が決して大げさな話ではないことを、ある「内定取消し」事件が証明しています。
今から7年ほど前の平成26年、東洋英和女学院大学学生笹崎里菜さんが、学生時代に銀座のクラブでホステスとして就労していたことを理由に、日本テレビから内定を取消しされました。その後、笹崎さんは内定取消しの無効を訴えて訴訟を提起しましたが、その際、被告である日本テレビは、内定取消しの理由を「傷がついたアナウンサーを使える番組はないという判断となった」と笹崎さんに伝えたそうです。
我が国は、職業選択の自由がありますから、学生時代にホステスやキャバ嬢として就労することは否定されません。しかしそのような就労経験によって、笹崎さんのような扱いを受ける危険性があることを、貴局には考えて頂きたいのです。公共放送が「性の商品化」(美貌を生かしてキャバクラでバイト)を当然のごとく受容するかのような番組制作はすべきでありません。
ちなみに番組HP「登場人物」に、ホストの紹介もあります。「ホストも登場させているのだからジェンダー平等」という視点であれば、その考えは失当です。そもそも男女共に、「性を商品化」する内容自体が、公共放送としては不適切ではありますが、「男性」と「女性」では、被性搾取について、圧倒的な属性の違いが現実に生じています。ホストを登場させたからといって、大多数の女性性搾取構造が薄まるわけではなく、平等になるわけもなく、正当化はされません。
もし今後も「女性の性商品化を許容し、デフォルトとして扱う」のであれば、国民はNHKに受信料を支払う義務は生じないのではないでしょうか。国民は、倫理・モラルを共有できる「公共性」を根拠として受信料を払うのです。
まずは、上記「美貌を生かしてキャバクラでバイトしている大学生」という部分を削除していただきたいというわたくしの要請につき、貴局のご判断を返信くださいますよう、お願い申し上げます。
草々
(文責:有馬珠子)
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