電車の車内吊りセクハラ広告に意見を言い続けると、広告は変わるのか?

電車の車内吊りセクハラ広告に意見し続けた結果~広告内容の推移

 

電車の車内吊りに、女性の水着姿やグラビア広告を掲載することの不自然さにつきましては、複数の過去記事に詳細を記していますので、ご参照ください。

訪日外国人観光客も増え、東京オリンピックも目前に迫った2019年現在、日本社会はようやく、少しずつではありますが、「電車の中までスラムのジャポルノ!」と嘲笑されている、ジャポルノ(ジャパンポルノ)文化の異常性に気づきはじめたようです。

車内吊りセクハラ広告については、私のほかにも、鉄道会社にご意見された方はいらっしゃるようです。
ひとりひとりのアクションが無駄ではないことをお伝えしたく、「プレイボーイ」広告を中心に、苦情を伝える前と後との、広告内容の推移をご紹介いたします。
 

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【①2017年2月:JR山手線車内】

車内画像は撮らなかったが、帰宅してすぐに調べたので、この号であったことは間違いない。この表紙がそのまま堂々と広告として掲示されていた。ご意見フォームに苦情。車内吊り広告・初苦情。

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【②2018年5月7日撮影:京王電鉄内】

相変わらず、堂々とグラビア表紙が掲示されている。質問文を送る。
車内吊りセクハラ広告につき、京王電鉄さまへ質問してみました

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【③2018年5月27日撮影:京王電鉄内】

露出が少し減ったようだが、まだまだ性的シンボルの要素が強く、セクハラ広告であることに変わりはない。小学校に貼ってあったら間違いなく不自然。
④の6月4日撮影と併せて、質問文を「お客様センター」に書面にて送付。


車内吊りセクハラ広告につき京王電鉄さまに再質問し、再回答をいただきました

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【④2018年6月4日撮影:京王電鉄内】

不自然に胸が強調されたセクハラ広告。③と併せて質問。

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【⑤2018年8月6日撮影:京王電鉄内】

なんだか頑張って工夫してきてる。キャッチコピーの文言も努力の跡が見られる。
しかし気の毒だがアウト。そもそも選択制の乏しい電車という公共スペースに、プレイボーイ広告を掲示すること自体がダメ。


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【⑥2018年9月9日撮影:京王電鉄内】

だからダメだっていうのに。(怒)


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【⑦2018年11月26日撮影:京王電鉄内】

ちょっと追及の手を緩めると、すぐ油断するのだろうか……。
もっとネチネチ言わないとダメ?


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(ネチネチ言われたいのかな……)

 

 

変化としては、このような感じです。
まだまだ改善の余地はありますが、言うと言わないとでは大違いではないでしょうか。

しかしここ数ヶ月、電車に乗らない生活をしていますので、現在の電車内状況が把握できていません。
もし未だにきわどいセクハラ広告を発見しましたら、撮影のうえご一報いただけますとありがたいです。

※(2019年1月旧ブログ記事より)

(文責:有馬珠子)

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2022年12月現在、東京都内の電車内でセクハラ広告を見ることはなくなりました。
(私が電車を使うことが少ないからかもしれませんが)
車内吊り広告を終了する媒体が増えたこともありますが、ひとえに各鉄道会社様がグローバル・スタンダードを意識し、善処された成果ではないでしょうか。


※参考:『週刊文春』の車内吊り広告終了から見える週刊誌界の大きな変化

 

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